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愛を誓って [小説]

翔太からの愛へのクリスマスのプレゼントは指輪だった。
2人でデパートへ買いに行き、
デパートの中は、カップルや家族ずれが多かった。

カップル達は2人で顔を見合わせたり、
手をつないで歩いていたり、
又、家族づれは微笑ましくとても幸せそうに見えた。

翔太と愛はあるジュエリーのお店に入った。
「いらっしゃいませ~」
にこにこと微笑みながら店員が近寄ってきた。
「プレゼントですか…」
店員が話しかけてきた。
「はい…」翔太が答えていた。

「愛~どうゆうのがいい?」
ショーケースに入っているたくさんの指輪を見ながら、
愛は幸せを感じていた。

「気に入ったのがあればお出ししますから…言ってくださいね。」
にこにことしながら、店員の方が言ってくれた。

「リングを買おうと思っているんです。」と翔太が呟いた。
「そうですか~こんなのはいかかがですか…」
と言って、手に取って見せてくれたリングは
とても可愛らしいものだった。

その指輪のデザインは、クロスされていて、
ダイヤモンドが、ハートになっていてとても可愛らしかった。

愛も気に入ったようで、愛の指にはめてみる…
その指輪は、愛の細い左手の薬指にピッタリとはまり、
ハートのダイヤモンドがキラキラと輝いていた。

「愛~とっても可愛いよ…これにしよう。」
「うん。すごくきれい…」

「可愛らしいですね。これは、女性の方に人気があるんですよ…」
店員の人もニコニコと笑って、愛の左手の薬指を見ていた。
「これをください…」
プレゼント用にしてもらい、その指輪を購入した。

その後、映画を観たり、
ショピングをしながら、暫くして帰ってきた。

家について、さっき買った指輪を
愛の左手の薬指にはめながら、
翔太が改めて愛に伝えた。

「愛…僕と結婚してください!」

その翔太の言葉は、とても頼もしくて男らしかった。

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婚約記念日 [小説]

翔太と過ごすクリスマスイブ。
愛する恋人達が一緒に過ごす大切な日。

愛は翔太と初めて一夜を共にした。
翔太は、とても優しかった。

隣で翔太は、スヤスヤと寝息を立てて眠っている。
愛は、昨日の夜の事を思い出していた。

何回も交わした甘いキス、
そして、優しく愛撫してくれた翔太に、
とても幸せを感じたのを思い出し、
隣で寝ている翔太を見つめていた。

そんな視線に気づいたのか、翔太が目を覚ました。

「愛~おはよう~」
そう言って愛にキスをした。
「翔太~愛してる~」
愛も思いっきり、翔太に抱きついた。
「愛~俺とっても幸せだよ~」
「私も幸せだよ~もう離れない…」

「俺も…絶対離さない…結婚しようね。幸せにするよ。」
「うん。」
愛は、翔太に抱きつき、
翔太の力強い腕の中で幸せを感じていた。

「愛~今日は2人の婚約記念日にしよう…」
「翔太…」
「これから2人で指輪を買いに行こう…」
「うん!」

それから、軽い朝食を済ませて、
2人で買い物に出かけた。
愛は、翔太の気持ちが嬉しかった。

今まで、翔太と何回も会っているのに、
翔太は愛の部屋に泊まることはしなかった。

それだけ、愛の事を大事に思い、
将来の事を考えてくれている事を思うと、
愛は、心が温かくなり、翔太の気持ちが愛おしく
幸せを改めて感じるのだった。

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クリスマスイブの夜に… [小説]

今日は、クリスマスイブ。
翔太と知り合って初めてのイベント。

愛は、朝からクリスマスの支度が忙しかった。
翔太の大好きなショートケーキを作ったり、
ローストチキンに、サラダ、クリームスープ……
愛は、お料理を作りながら心はウキウキしていた。

そんな時、ブザーの音が鳴った。
ピンポ~~ン。
”あ~~翔太だ…”
「はぁ~い。」
ドアを開けると、爽やかな笑顔で翔太が立っていた。
「愛さ~~ん‥メリークリスマス…」
そう言って、赤いバラの花束を渡してくれた。
「わぁ~きれい…翔太ありがとう。」

翔太がテーブルに近づいてくると、
テーブルの上に並んでいるたくさんのお料理を見ながら

「わぁ~おいしそうだなぁ~愛さん…大変だったんじゃない?」
翔太が呟いていた。
「ううん…一生懸命作ったよ~愛情込めてね。笑」
「ありがとう~愛さん…」
そう言いながら、翔太は愛を後ろから抱きしめていた。

翔太の買ってきてくれた、バラの花を飾りながら食事をした。
おいしそうに食べている翔太を見ながら、愛は幸せを感じていた。

翔太の大学の話、サークルの話、
食事をしながらの会話はとても楽しかった。

そして、食後に2人でソファーに座ってくつろいでいた。
テレビを観たり、ビデオを観たり…隣に翔太がいる、
何も言わなくても2人でいることに、心が安らぐのを感じた。

「翔太~私とっても幸せです。」
そう言いながら、愛は翔太の腕にしがみついていた。
「俺もだよ~」
翔太は、そう言いながら愛を抱き寄せて長~いキスをした。
甘い、熱いキスだった。

そして、愛が作ったクリスマスのケーキを
食べようとテーブルに向かった。
ローソクをつけながら、2人で眺めていた。
「翔太…綺麗だね~」
「うん。」

2人でローソクの火を消して愛が、
ケーキを切ろうと思った時、翔太が呟いた。

「愛さん…俺はまだ大学生だけど、卒業するまで待っていてほしい…」
翔太は、真面目な顔で話していた。
「翔太…」
「愛さんと結婚したい!!」
「翔太…」
愛の目から涙があふれていた。

そんな愛を翔太は力一杯抱きしめながら、
「心から愛してる…これからもずっと一緒にいたい…」
「私も愛してる…」
愛は、涙をこぼしながら呟いていた。

翔太からのプロポーズは、
愛にとって思いもかけないことだったので、
涙があふれて止まらなかった。

そして、嬉しさや、幸せな気持ちと、
2人の将来を信じて、翔太を信じてついていこうと、
愛は心に思うのだった。

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クリスマスのイルミネーションを見て… [小説]

ある日、仕事帰りに翔太とデートをした。
町中はクリスマスのイルミネーションでとても綺麗だった。
愛の仕事が終わった後に翔太が車で迎えに来てくれた。

「愛さ~ん、仕事お疲れ様~」
「翔太~迎えに来てくれてありがとう~」
「さぁ~て…どこ行こうか…」

翔太の助手席に乗りながら、
所々に見えるクリスマスのイルミネーションを見ていた。

「翔太~綺麗だね~」愛が言うと、
「うんうん。イルミネーション見に行こうか~」
と翔太が言っていた。
「うん!」

車を降りて、翔太と手をつなぎながら
イルミネーションを見に行った。
近くまで近づいてみると、あちらこちらはカップル達が肩を寄せ合って、
まるで2人だけの世界のように眺めている光景があった。

愛も翔太と2人でイルミネーションを眺めていた。
そして、2人で見つめあう。
「翔太~ありがとう~すごく綺麗だね~」

キラキラと輝く大きなクリスマスツリーと、
その回りもクリスマスらしく、色々な飾りが綺麗だった。
愛と翔太は幸せな気分になっていた。

翔太が、愛の肩を抱きながら
「愛さん…本当に大好きだよ…」
その翔太の力強い腕とぬくもりを感じていた。

「私も…翔太の事大好きよ~翔太と出会えて本当に良かった…」と愛が言うと、
「これからも、ずっと一緒だよ…愛さんにいつまでも側にいてほしい‥‥」
翔太は、愛の顔を見つめながら呟いていた。
「うん。」

愛がうなずくと、2人は、見つめ合いながら、
熱くなが~いキスをするのだった。

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女友達と迎える朝 [小説]

今日は、仕事がお休みで、優香と美穂は愛の家に泊って行った。
友人達と迎える朝は、とても気分が良かった。

最初に愛が起きて、お湯を沸かしたり、
朝食の支度をしていた。
そのうちに、美穂が起きてきて
「おはよう~」
「あ…おはよう…起しちゃった?」愛が言うと
「大丈夫よ~もう9時よ~よく寝たなぁ~笑」

「うん~楽しかったね~」愛が言う。
「うんうん。ちょくちょくやろうね~優香が独身のうちは…」
「え…私が独身のうち何だって…?」優香が起きてきた。

「おはよう~昨日は楽しかったから、
3人でちょくちょくやろうね~っていってたんだよ~」と愛が話す。
「うんうん。やろうやろう~」優香もニコニコ笑っていた。

「いっそのこと、ここにで3人で住んじゃおうか~」美穂が言う。
「いいね~大賛成!!」3人ともニコニコとしていた。

「昨日たくさん食べたから、朝はさっぱりとパン食だよ~」
愛が言うと、優香と美穂がテーブルにきて
「ありがとう~」と美穂がいい
「わぁ~おいしそう~」と優香が呟いていた。

「ちょっとお腹すいたよね~」と愛が言うと
「私も…」と2人とも同時に答えていた。

気取らずに、ありのままで話せる女友達。
今日はお天気もよく、外から入ってくる太陽の温かさを感じながら、
3人での朝食はとても楽しかった。

食事をしながら優香が話していた。
「直人さんいつから海外に行っているの?」
「1年くらい前かなぁ…」美穂が言う。

「全然言わないから知らなかったね~美穂、
遠距離恋愛だったんだね。」愛が言う。
「すぐに帰ってくると思っていたからさぁ…
言いそびれた笑」美穂が言う。

「いつ帰ってくるの?」優香が言う。
「来年って言ってたけど…まだわからないのよ~」美穂が言う。
「直人さん、来年帰ってくるといいね」
愛が言うと、優香もうなづいていた。

愛、優香、美穂は、3人とも学生時代からの大の仲良しだった。
優香は来春結婚が決まっていて、愛はただ今恋愛中……
美穂は恋人と5年間交際を続けているが、
只今遠距離恋愛であった。

そんな時、愛の携帯がなった。
”あ‥翔太だ…”
「もしもし‥」
「翔太…おはよう~」
「いま何してる?」

「今、お友達と朝食だよ~笑」
「そうなんだ~お邪魔かな…かけなおそうか…」
「ううん。大丈夫だよ~この間、優香のお誕生日パーティーの時にいた、
主役の優香と美穂だよ~」愛が言うと
「そうなんだぁ~楽しそうだね~」

「翔太は何してるの?」
「これから映画の撮影に行ってくるよ~また電話するよ~」
そう言って翔太の電話は切れてしまった。

「あ~いいなぁ~翔太君から連絡あって…
私も弘樹の声が聞きたいよ…笑」と優香が言う。
そんな優香を愛も美穂も笑いながら、優香を見つめていた。

そして、食事の後、3人は話をしたり、愛の部屋に置いてあった、
DVDで映画を観たりして楽しいひと時を過ごしていた。

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女友達と… [小説]

久しぶりに女友達と集まって鍋パーティーをした。
皆で集まるのは、優香のお誕生日パーティー以来だった。
皆それぞれ材料を買って、愛の家に集まった。

今日は、お仕事もお休みなので、皆でのんびりと
お酒を飲みながら話が出来ることを喜んでいた。

“ピンポ~~ン。”
最初に美穂が到着した。
鍋料理の材料を抱えながら
「愛~色々と買ってきたよ~」
「重かったでしょう…ありがとう。」
と言いながら、にこにことした顔で美穂が部屋に入ってきた。

「まず、コーヒーでも飲もうか‥」
「そうだね~そのうち優香も来るでしょう…」
そういいながら、愛は美穂にコーヒーを入れていた。

“ピンポ~~ン。”
「愛~お邪魔しまぁ~す。」優香が到着した。
「いらっしゃ~~い。」愛が、ドアを開けると
「美穂来ていたんだぁ~」

「今来た所だよ~」愛は、優香にもコーヒーを入れながら、
「大変だったね~色々と皆に買ってきてもらっちゃってごめんね。」
「いいよ~」と笑いながら、2人は同時に答えていた。

「それよりも…愛~翔太君と付き合ってるんだって…?」
と優香に言われ、愛は恥ずかしそうに
「うん…」と答えていた。

「翔太君、愛にゾッコンなんだってね。」
優香は、来春結婚をする婚約者の弘樹は、
翔太の先輩にあたる人なので色々と聞いているようだった。

「あ~この間、優香お誕生日のパーティーで、
愛に声かけてきた人でしょう…?」と、美穂が言う。
「あの時から、愛の事、気に入ってるみたいだったもんね。」
「そうなんだぁ~翔太君ってイケメンでカッコイイよね。」
と、優香が話していた。

色々な話で3人は盛り上がっていた。
気がつくと時間は5時近くになっていた。
「なんか‥皆で話していると楽しいね~
愛の部屋ってなんか落ち着くよね。」
優香がそう言っていた。

美穂も「うんうん。落ち着くよね~」
「さぁ~さっきから食べているけど…
そろそろお鍋パーティー始めようか~」
と言って、優香が席を立った。

3人で手分けをして、それぞれお野菜を切ったりして支度を始め、
3人ともとても楽しそうだった。
支度をしながら、優香が愛に問いかける、

「愛~翔太君に手料理ご馳走したの…?」
「ううん。」
「なんだぁ~まだなの…?」優香が言う。
「うん…」
「愛らしいね~」と美穂がつぶやきながら笑っていた。

「翔太君も本気なんだね。
大事にしたいんだろうね~愛の事を…」優香が呟くと、
「そうだね~幸せ者の愛~この~~
あんなカッコイイ翔太君を本気にさせて…」と、言いながら、
美穂は愛の事を肘でトントンと叩いていた。

そんなことをしているうちにテーブルの上で
お鍋がグツグツとおいしそうに煮えてきた。
「さぁ~食べようか~」と、優香が声をかけ、
3人でテーブルにつき、

「カンパ~~イ!!」
と言いながらビールを飲み始めた。
飲みながら、話しながらの食事は、
止まることなく口にご馳走が運ぶ。

そして、仲良しの友人達と話しながらの食事も、
会話が弾みとても楽しかった。

優香の来春の結婚、愛や美穂の恋愛の話…など、
3人とも話はつきなかった。

そして、3人の将来の話。
「優香…式場決まったの?」美穂が呟いた。
「候補はあるんだけど…まだなんだぁ~2人とも忙しくて…」
優香が言う。
「そうなんだぁ~大変だね~」と愛が呟く。

「美穂はどうなのよ~」と優香に言われ、
「そうね~私達は長過ぎた春かなぁ~~
倦怠期かもしれないわ~」美穂が言う。
美穂には大学時代から5年間交際している恋人がいた。
「そうなの?」優香が言う。

「やっぱり結婚はタイミングかしら…」美穂が言う。
「う~~ん。確かにそれあるかもね!」優香が言う。

「私達は5年だよ…なんか刺激ないし、
これからどうなるんだろう…」美穂が言う。
美穂の恋人は大学時代知り合った人で、
優香も愛も知っている人だった。

「今度、直人さんに聞いてみようか…」
優香が美穂の恋人のことを言っていた。
「今海外に行っているわ…」美穂が言う。
「そうなんだぁ…」愛が言う。
美穂の恋人は、海外で外資系の仕事をしているようだった。

気がつくと夜の9時近くになっていた。
「わぁ~もうこんな時間だ~」と優香が叫んでいた。
「ほんとだ~早いね~」と美穂が呟く。

「こんなに食べたけど‥まだ食べられる人~~」優香が叫んで言うと、
「は~~い」美穂と愛が同時に手を挙げた。
「じゃ~デザート食べよう~」優香が言うと、
「デザートはベツバラだよね~」と美穂が言う。

「同じく…」愛がそう言いながら、さっき美穂が買ってきてくれた、
おいしそうなケーキを運んできた。
箱の中を開けてみて、3人での大歓声
「わぁ~~おいしそう~~!!」
3人の顔は、こんな幸せな事はないようなニコニコと微笑んでいた。

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2人のクリスマスは‥‥ [小説]

休日の日、愛が家でのんびり過ごしとしていると翔太から連絡が入った。
「愛さん‥何してる…」
「のんびりしてる…笑」
「そっかぁ…」
「ねぇ~クリスマスどうする…?」
「あ~もうすぐクリスマスね。」

「俺‥愛さんと過ごしたいよ…」
「私も翔太と過ごしたい…」
「やったぁ~どこ行く?」

「翔太は?行きたい所ある?」
「愛さんと一緒ならどこでもいいよ。」
「うん…私も…」

翔太と2人で迎えるクリスマス。
愛は、頭の中で色々な事が浮かんできた。

翔太と2人で私の部屋で過ごそうか…
それともどこかのホテルで過ごそうか…
翔太はどうしたいんだろう……

「愛さん?」愛が、話さなくなったので、翔太が心配そうに問いかけた。
「あ…ごめん…色々と考えちゃった…」

「どんな事?」
「翔太と2人で過ごすクリスマス。」
「うん。」

「私の部屋で過ごそうか…とか…どこかのホテルで過ごそうか…とか…
どっちにしても幸せだわ。」愛は幸せそうに話していた。
「俺も幸せだよ…」
「今度会った時、2人で決めようよ。」
「賛成~~!!」
そう言って電話は切れてしまった。

愛は、電話が切れた後も心がウキウキしながら、頭の中で色々な事が浮かんできた。

翔太と2人でクリスマスのイルミネーションを見に行っている姿。
私のお部屋に招いて、私の手料理を食べてくれている翔太の顔。
2人で、ホテルのディナーを食べながら、楽しそうに話している私達の姿。

どれもこれもみんな幸せな気持ちでいっぱいになる…
翔太と2人で迎えられる一年に一度のイベント。
愛する人と一緒に過ごしたいクリスマス。

”あ…私…翔太とディズニーシーに行きたい…
今は、クリスマスのイルミネーションが綺麗だろうなぁ~
翔太と一緒にディズニーシーでクリスマスのイルミネーションがみたい…”
翔太はなんていうかしら…

そう思うと、翔太と話したくて仕方なくなってきた。
愛は、翔太の携帯に連絡をしてみた。

”プルループルルー”
翔太は、携帯に出なかった。
”あれ‥出ない‥残念だわ~”

愛は、翔太と話す事が出来なくて、ウトウトしていると、翔太からの連絡があった。
「愛さん‥ごめんね。携帯気づかなかった…」翔太がすまなそうに呟いていた。
「いいよ~」
「どうしたの?」

「さっきね。色々考えていたら、翔太とディズニーシーに行きたくなっちゃった…」
「おおおおーーーいいね~俺も行きたい…」
「良かったぁ~」翔太が同じ気持ちで、愛も嬉しい気持ちになっていた。

「いつ行こうか…?クリスマスがいい?」翔太が言う。
「今‥クリスマスのイルミネーションが綺麗だろうなぁ‥」愛が言うと
「だねー…一緒に見たいなぁ…」翔太がいっていた。
「私も翔太と見たい!!」

「よし!!じゃ‥今度のお休みの日に行こう!!」翔太が元気よく言うと
「うん!!」愛も嬉しそうに答えていた。
「やったぁーーーその時にでもクリスマスの予定決めようか。」
「そうだね。」
今度のお休みの日、翔太とディズニーシーでデートする事になった。
愛は、翔太もディズニーシーに行きたいといってくれた事に、
嬉しい気持ちと幸せな気分で心は舞い上がっていた。

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可愛いやきもち [小説]

数日後、翔太とデートをした。
お天気の良い土曜日で、翔太の車でドライブをした。
愛は、翔太の運転に、安心しながら心地よく助手席に座りながら話をしていた。
翔太は、映画サークルの撮影の話を楽しそうに話していた。

「今の撮影する所、お天気も悪かったりしてうまく進まないんだ…」
「そうなんだぁ~今日はお天気良かったのにね。」
「そうだなぁ~」

「いいのぉ…?撮影しなくて…」
「うん。いいの。今日は、愛さんとのデートだもん…」
「翔太…」
「撮影も大事だけど…愛さんとのデートのがもっと大事だよ。」
そういいながら、翔太は白い歯を見せて笑っていた。

横顔の翔太の爽やかな笑顔を見ながら

”翔太…カッコイイ‥”

愛は、助手席に座りながら、隣で運転している翔太の事を見つめていた。
そんな時、翔太の携帯がなった。
「あ…ちょっとまって…」
そう言って翔太は、車を道路のはじにとめて話し始めた。

「翔太~今どこにいる?」女の人の声だった。
「今‥デート中だよ‥笑」
「そっかぁ~お楽しみ中ごめんね~」
「笑」
「今日、お天気いいから翔太が暇なら撮影どうかなぁ~と思って…」
「ごめんね…デート中だから…」
「わかってるわよ~じゃ~またね。」
そう言って電話は切れた。

その女性と翔太の会話を聞きながら、
愛は何とも言えない複雑な気持ちになっていた。
隣で翔太の顔を見ながら、

”翔太…女の人とそんなに頻繁に話してるの…”
そう思うと、愛は不機嫌な気持ちになっていった。

「愛さん‥ごめんね。」
「ううん。」楽しそうに話していた翔太に、無愛想に返事をしてしまう。
「愛さん?」翔太は、心配そうに愛の顔を覗き込む。

「愛さん…?どうしたの…?」
「撮影に行っていいよ‥」
「ごめん‥気を悪くしたんだね。」
「ううん…」
「ごめん‥せっかくのデートなのに…ごめんね。」

「翔太‥女の人と楽しそうに話してた‥」愛が、少し怒った顔をして呟いた。
「愛さん?」翔太は、心配そうに愛の顔を覗き込んでいた。
「…」

愛が黙っていると、翔太はニコニコ笑い、愛の顔を見ながら、
他の女性と話していた翔太への焼きもちに気づいた。

「愛さん…可愛いよ‥」そういいながら、
愛の目をジーーっと見つめながら、翔太が言う。

「ごめんね。愛さん大好きだよ‥」そう言って、翔太は愛にキスをした。
それは、甘くてとろけそうな長~いキスだった。

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ジェラシー [小説]

お昼休みに愛の所に翔太から連絡があった。
「愛さ~ん…今昼休み?」
「うん。そうだよ~」
「そっかぁ…」
「翔太?どうしたの…」
「ねぇ~今日帰り会える?」
「え…?いいよ~」
愛が、言いかけた時、翔太の側で女の人の声が聞こえた。

”翔太~早く~行っちゃうよ…”
”わかった…今行くよ…”

「愛さん…じゃ~夕方、いつもの場所で待ってるよ。」
「うん…」
そう言って翔太からの電話は切れた。
プープー…
電話が切れて、愛はさっきの女性の声が耳に残った。

”翔太~早く~行っちゃうよ…”

愛の頭の中で、何度も繰り返し聞こえてくる…
先日、翔太の大学に連れて行ってもらったとき、
翔太と仲良く話していた女性が浮かんできた。

”翔太誰なの…?”

愛の中で激しくジェラシーを感じる。。。。
”翔太~早く…行っちゃうよ…”

愛の耳に残って忘れられない。
”翔太‥どこに行くの?”

”あの時、翔太は急いで電話を切っていってしまった…”
そんなに大事な事なの…?”

愛の知らない翔太の顔が浮かんできた。
あの大学に連れて行ってもらったとき、女性と仲良く、
楽しそうに話していた翔太の顔。

こんな気持ちになるのなら、大学なんて行かなければ良かった。
愛は、自分がOLで社会人の事が、大学生の翔太とのギャップを感じる。
”あの女性は、いつも翔太と一緒なの…?
“翔太は私といて楽しいの…?”
“大学生じゃない私の話は楽しい?”

愛は、色々な事が頭の中で浮かんでは消えて…
そんな事をしているうちに休み時間は終わり、
スッキリしない気分で仕事に戻るのだった。

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もう一人の彼 [小説]

数日後の休日、愛は、翔太と一緒に彼の所属しているサークルへ連れて行ってもらった。
サークル仲間が、集まっている広い講堂には翔太の友人達が集まっていた。

「翔太~」爽やかな男性が駆け寄ってきた。
「お~もうきてたんだ…」
「今、来た所だよ。」

「そっか‥こちらは俺の彼女愛さん。」
「こんにちは。愛です。」
「翔太の悪友健司です。笑」
愛は微笑みながら軽く会釈をした。

愛にとっては、初めてみる大学と言うキャンパス。
お友達と何人かで、コーヒーを飲みながら楽しそうに話している人。
分厚い本を見ながら、難しい顔をして勉強している人。
色々な人達がたくさんいる。愛は、何もかもが珍しく移っていた。

”翔太は、ここで勉強しているんだぁ~”
愛が、周りを見回しながらキョロキョロしていると

「翔太~!!」

女の人の声に反応して、愛は翔太の方を振り返ってみる。
翔太とその女性はとても楽しそうに話をしていた。
それは、私の知らない翔太の顔だった。

”翔太…何をはなしているんだろう…なんか楽しそう…”

2人で話している光景を見ながら愛はジェラシーを感じる。
あの女性と翔太は、いつも一緒に勉強しているんだ…
何であの女性は、翔太のこと”翔太~”って呼ぶの?
愛は、何とも言えないその女性へのジェラシーで、胸の中は熱くなっていった。

そんな愛を気遣って、話しかけてくれたのは、翔太の親友健司だった。
「翔太は、最近、愛さんの事ばかり話していますよ。鼻の下を伸ばしてね。笑」
健司が、愛の所に来てニコニコとした顔をして話していた。
「え‥‥」
「あいつ…愛さんをほったらかしでダメだな‥笑」健司は、笑っていた。
「あ…いえ…いいんです。」
「翔太は、愛さんにゾッコンですよ。今日、愛さんに会ってあいつが、メロメロになる気持ちがわかりまた。」健司は、愛を見ながら微笑んでいた。
「……」
「翔太はいいやつですよ。親友の俺が言うんだから間違いない…笑」健司は、そう呟いていた。

「愛さ~~ん。」翔太が駆け寄ってきた。
「ダメだよ~俺の愛さんなんだから‥」翔太が、愛を連れて行こうとした。
「邪魔者は消えるよ…笑」そういいながら、健司は歩いて行った。

その後、翔太はキャンパス内の小さな喫茶店に連れて行ってくれた。
「いつもここで食事してるんだ。結構美味しいよ…」
「そうなんだぁ~」
「なにか食べる?」

今、隣にいる翔太。さっき…あの女性と話している時の
翔太ではない私に微笑みかけてくれる翔太だった。
そして、2人でコーヒーを飲みながら、
次のデートの約束をするのだった。

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