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友情っていいね。 [小説]

この作品の中で、女同士の友情を強く書かせてもらいました。
心が辛いときに助けてくれる大親友。
側にいてくれる、話を聞いてくれる友人達。
そんな大切な友人たちに支えられ、温かく、こんな女友達がいたらいいなぁ…
と思ってくれるような気持ちが伝わったら嬉しいです。

そんな中でも、愛が翔太と会えない日が続く中、
翔太と結婚できるのか、結婚ってなんだろう…
一人考えているときに親友優香からの電話。

泣きながら話す愛に
「愛~これから行こうか?」という言葉に、
心から愛のことを心配している気持ちが伝わってきて、
本当は、側で話を聞いてほしいけど、
優香の身重の体を心配してのことだった。

離れてみて…







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心温まる作品 [小説]

この小説で一番、心温まるところは、愛と翔太の心がすれ違ってしまったときの、
愛の親友たちや翔太の親友が、皆で助け合うって温かくていいなぁ…と思いました。

話を聞いてくれたり、愛と翔太の間に入って、お互いの気持ちを伝えてくれたり、
そんな仲間たちに囲まれるって幸せだなぁ…と思いながら、
心温まる作品を、読んで頂いた方達の心に伝わることが出来たら幸いです。

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この小説は… [小説]

お久しぶりです。
この小説は、私も大好きな作品です。
女同士の友情、優しい恋人、仲間たちに囲まれて温かいラブストーリーになりました。
愛をはじめ大親友の女友達の恋、結婚、など、身近に起きることを物語にしてみました。
この作品を皆さんに読んで頂けたらとてもうれしいです。
これからもよろしくお願いいたします。
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花嫁 [小説]

今日は、愛と翔太の結婚式だった。
朝から、2人の祝福を祝ってくれるようなお天気だった。
愛は、翔太と一緒に式場に向かう。
式場に着くと、当日担当してくれる係の方が、
ニコニコとした笑顔で迎えてくれた。

「おめでとうございます。お天気になってよかったですね。」
そう言いながら係の人は、愛と翔太を控室に案内してくれた。
「ありがとうございます。よろしくお願いします。」
愛と翔太は、深々と頭を下げ、係の人の後ろを歩いて行った。

控え室に入ると、愛が着るウェディングドレスがかかっていた。
愛は、そのウェディングドレスを見ながら目を潤ませていた。

”このウェディングドレスを着て翔太と結婚するんだ…”

愛は、こみあげてくる嬉しさと幸せをかみしめていた。
「さぁ…ドレスに着替えましょうか…」
係の人言われ、愛は着替えを始めていた。
翔太も、準備をしに別の部屋に行った。

愛は、メイクをして、髪をセットし、ウェディングドレスを着る……
段々と、翔太の花嫁になる喜びと幸せで胸がいっぱいになっていた。
数時間で、愛は純白のウェディングドレスに身を包み、
幸せいっぱいの花嫁になっていた。

暫くして、翔太が現れ、愛の姿を見て感激していた。
「愛~すごく綺麗だよ~」翔太は、愛を見つめていた。
「ありがとう…翔太、幸せだわ…」愛も、翔太を見つめていた。

愛の両親や翔太の両親も現れ、皆幸せそうに微笑んでいた。
「翔太君、愛をよろしくお願いします。」愛の父が、翔太に言っていた。
「はい。愛さんを幸せにします。」翔太は、深々と頭を下げていた。

翔太の父も、体調が悪い中出席してくれた。
「お父さん…今日は体調が悪い中、出席して頂きましてありがとうございます。」
愛が、深々と頭を下げていた。

「愛さん…すごく綺麗ですよ…翔太をよろしくお願いします。」
翔太の父は、嬉しそうに笑っていた。

その後も、愛と翔太は、それぞれの親戚の方達に挨拶をしていた。
「そろそろ時間ですよ。」係の人が、知らせにきた。
愛の心臓がドキドキと鳴り始めた。

音楽が鳴り、愛は父とバージンロードを歩きだす……
翔太の待っている所に向かって、一歩一歩幸せをかみしめながら歩いていた。
歩きながら、親戚や友人達が、笑顔で拍手を送ってくれていた。

”ありがとう…皆さん…本当にありがとう…”
愛は、祝ってくれる人達に感謝の気持ちでいっぱいだった。

そして、愛は、翔太の隣に並び、神父さんが現れて、
誓いの言葉を聞きながら2人で永遠の愛を誓うのだった。

その後、2人でお互いの左手の薬指に指輪の交換をする…
愛の左手の薬指に、翔太が指輪をはめてくれる時、
愛はドキドキと心臓が止まりそうになるくらいなり始めていた。

そんな愛の事を気付いたように、翔太は優しく愛を見つめてくれていた。
その翔太の顔はとても男らしく見えて、愛は幸せを感じていた。
そして、挙式を終えて外に出ると、
親戚や友人達が花びらを巻きながら祝福をしてくれていた。

“愛~~翔太君おめでとう!!”
“翔太~~愛さんおめでとう!!”
“おめでとう~~!!”

そんな大勢の祝福の歓声に、
愛と翔太は見つめ合いながら幸せを感じていたのだった。

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祝福されて [小説]

愛と翔太は、お互いの心も通じ合い、2人で結婚への準備をしていた。
挙式まで後数日を控え式場でのリハーサル、打ち合わせ…何もかもが、
愛と翔太にとっては、幸せでいっぱいだった。

2次会の幹事は、翔太の親友健司が引き受けてくれて、当日の会場の受付は、
身重の体で出席してくれる優香と美穂だった。
皆、愛と翔太の仲良しの友人達が、2人の結婚を心から祝福してくれて、
愛と翔太は幸せだった。

「翔太…私達のお友達が、お祝いしてくれて私達本当に幸せだね。」
愛が、ニコニコと幸せそうな笑みを浮かべ翔太に呟いた。
「そうだね~皆に祝福してもらった幸せを大事にしなくちゃね。」
翔太も、幸せそうに笑いながらニコニコと笑っていた。

そして、2人で挙式後の新婚旅行の準備をしていた。
新婚旅行は、一週間で愛も翔太もお互いに行きたかった場所ハワイだった。
現地について、教会で2人だけの結婚式を挙げる。
それは、愛の願望でもあり、翔太も同じ気持ちだった。

「翔太…すごく幸せだわ…」愛が、嬉しそうに呟いた。
「愛~俺も幸せだよ…」翔太も、愛を見つめながら呟いていた。

そんな時、玄関のブザーが鳴った。
”ピンポ~~ン”誰だろう…と思いながら、鍵穴を見ると、
優香と美穂…そして、翔太の親友健司をはじめ翔太のサークル仲間がいた。

ドアを開けると
「愛~翔太君おめでとう~~!!」優香と美穂が元気良く言っていた。
「優香…美穂…」愛はびっくりしたように、
皆を見ながらオロオロとしていた。

翔太も、後から出てきて、
「翔太~おめでとう~~!!」健司が言っていた。
「皆どうしたの…」愛が言うと、
「結婚式へ向けて、みんなでお祝いしようと思って…」優香が言っていた。

どうやら、愛と翔太の友人達が、2人を驚かかせようとして、
祝福してくれたのだった。

「皆…ありがとう…」愛は、友人達のそんな気持ちが嬉しくて、
目をウルウルさせていた。
「嬉しいなぁ~みんなありがとう…」翔太も、嬉しそうに笑っていた。
「翔太…こんな素敵な愛さんを泣かせるようなことはするなよ~」
翔太の親友健司が呟いていた。
「するわけないだろう~~」翔太は、笑っていた。

その後、友人達が買ってきた、色々なご馳走をテーブルに並べて、
お祝いパーティーが始まった。
ビールやワインにジュース、焼き鳥にから揚げ…サラダ…たくさんのご馳走が並んだ。

「愛と翔太君の幸せを祈って…”カンパ~~イ”」優香が元気よく言っていた。
「おめでとう~~~!!」皆の大きな祝福の歓声に、
愛と翔太は、顔を見合せて幸せそうに笑っていた。

「皆…ありがとう…」愛と翔太は、頭を下げながら、幸せそうに笑っていた。
「さぁ~皆さん…ありあわせのものですけど…たくさん食べてくださいね~」優香が言うと、
皆はそれぞれ”は~~い”と言いながら、食べ始めた。

「優香~お酒は飲んじゃ駄目だよ…」愛が、優香に言うと
「わかってる~~笑」そう言いながら、優香は段々と目立ち始めたお腹を触っていた。

そして、その隣で優香の夫弘樹も、幸せそうに笑っていた。
翔太は、自分の友人達と幸せそうに話していた。
「愛さん…2次会は僕達に任せてくださいよ~」と言いながら、
翔太の親友健司がにこにこと笑っていた。

愛は、うなずづきながら幸せで涙をこぼしていた。
友人達皆の温かい祝福に、嬉しさと感激で涙が止まらなかった。

「愛~花嫁さんが泣いちゃダメよ…」美穂が言うと、翔太が駆け寄ってきて
「愛~涙拭いて…」そう言いながら、ハンカチを渡していた。
「わぁ~いつもアツアツね。」優香が言うと、皆は笑っていた。

”神様…私幸せです。優しい彼と、温かい友人達に囲まれて本当に幸せです。
心から感謝しています。本当にありがとう…”

愛は、心から感謝をしながら呟いていた。

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きずな [小説]

愛が美穂と、色々と話していると玄関のブザーが鳴った。
”ピンポーーン”
”誰だろう~”と思って、愛は鍵穴を除くと…
それは…翔太だった。
愛は、震える手で鍵を開けた。

「愛~~」翔太は、思わず愛を抱きしめた。
「翔太…久しぶり~」
愛は、久しぶりに会う翔太にドキドキしていた。

「愛~誰か来たの…?」美穂が、玄関の方をのぞいていた。
「うん。翔太が来たわ…」
愛が言うと、美穂はびっくりしたように
「え~~そうなの…?」
そう言いながら、玄関に向かって歩いてきた。

「あ…ほんとだ…良かったね~愛~」美穂が言う。
「うん…」
「じゃ…お邪魔だから帰るわ…
翔太君、愛を泣かせるようなことはしないでくださいね。」
そう言い残して、美穂は帰って行った。

「美穂さん…いいのかな~」
翔太が、玄関で呟いていた。
「美穂には、後で連絡しておく…翔太…あがって…」
愛が言うと、翔太は部屋の中に入ってきた。

「愛~会いたかったよ…」そう言いながら、
翔太は、又愛を抱きしめていた。
「私も…」愛も、翔太に抱きついていた。

久しぶりに感じる、翔太のぬくもりは温かかった…
今までと何も変わっていない翔太…

もう翔太とは、終わりなのかもしれない…
と思っていた気持ちが嘘のように、
翔太の事が愛おしく思っていた。

「翔太…ごめんなさい…」愛が、翔太の胸の中で呟いていた。
「俺こそごめん…愛…会いたかった‥‥」そう言いながら、
翔太は思いっきり愛を抱きしめていた。

「翔太…苦しいよ…」愛は、笑っていた。
「愛と離れてとても寂しかった…
そして、愛の事を心から愛している…って改めて思ったよ。」
翔太は、愛の顔を見つめながら呟いていた。
「私も寂しかった…」
愛も翔太の顔を見つめながら呟いていた。

その後、翔太は色々と話始めた。
沙織が、健司に連れられて愛の所に謝りに来たこと…
その時、健司から愛も翔太の事を、今でも思っていることを聞かされて嬉しかったこと…

そして、愛の親友優香から、”愛の事泣かすなんて…どうゆうこと……”と言われ、
”早く…愛の所に会いに行って…”と言われたこと……などを翔太は話していた。

「愛は、良い友達を持っているんだな~と思ったよ。」翔太が言っていた。
「翔太だって…良いお友達を持ってると思ったわ…」愛も呟いていた。
「どうして…私達心がすれ違っちゃったのかしら…」愛が言うと

「俺が悪いんだよ…あの時、映画のプロデューサーの仕事話の説明を
すればよかったんだ…ごめんね。」翔太が言う。
「私も聞けばよかった…」愛が言う。
「でも、健司にも言われて気づいたよ…
なんで肝心なこと言わないんだよ~って…」

「翔太…」
「愛…いやな思いをさせてごめんね。」
翔太が、頭を下げて謝っていた。

「翔太…私の方こそごめんね。あの時、翔太の映画のプロデューサーの仕事の話聞けなかったの…
翔太はまだ若いからこれから好きな仕事も出来る、結婚なんてまだ先でもいいし、
私と出会わなければ、翔太は好きな映画のプロデューサーの仕事が出来るんじゃないかと思ったの…
だから…1人で考えようと思って言ってしまっの…ごめんなさい…」
愛も、頭を下げて謝っていた。

「愛は、誤ることないよ…映画のプロデューサーの仕事の話しなくてごめんね。」
と翔太も言いながら愛を抱きしめていた。

翔太の話では、愛と出会う前に、映画サークルで翔太が撮っていた作品が受賞され、
映画会社から声を掛けられたようだった、でも海外で仕事だったから、
学生で卒業もしていないので断ったようだった。

しかし、沙織はその映画会社の人と連絡を取り続け、
翔太と一緒に就職をしようとしていたのだった。
「そうだったんだ…」

「今は、俺は愛と結婚して一緒に生活したい。
そして、今は親父の体調も気になるし、親父を支えてくれた従業員のためにも、
親父の会社で頑張りたいと思っているよ。」
と翔太の話す顔は男らしく、頼もしく感じた。

「うんうん。」愛はうなづきながら、翔太見つめていた。
「これからはいつも一緒にいるよ…愛しているよ…」
そう言って、翔太は優しく愛を抱きしめていた。

暫くの間、翔太と離れてみて寂しかったけど、翔太の思っていることを聞いて、
今まで以上に翔太との絆が深まったように感じていた。
翔太と話して、今までの心のモヤモヤも消え、お互いの気持ちも確認できて、
心が通じ合ったことへの喜びを感じていた。

そして、私達を支え、励ましてくれ助けてくれた友人達に
心から感謝の気持ちでいっぱいになっていた。

”翔太に色々と言ってくれた優香、
私の相談にのってくれた美穂…本当にありがとう…”

”そして…翔太に私の気持ちを伝えてくれた、
翔太の親友健司さん…本当にありがとう…”

愛は、たくさんの友人達に支えられている喜びを感じながら、
愛は今、目の前にいる翔太……自分の所に戻ってきた翔太に…
思いっきり抱きついていた…

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結婚って何だろう… [小説]

愛は、健司が沙織を連れて帰った後、1人のんびりとしていた。
愛の心の中が、なぜかスッキリせず、もやもやとしていた。

”結婚って何だろう……”

翔太と出会い、彼の事を好きになって…
彼のお父さんの体調が悪くなってしまい遠距離恋愛になってしまった…
そんな関係が続く中いつも一緒にいたい…翔太に側にいてほしい…
お互いに思う気持ちが、強くなっていった時の翔太からのプロポーズ…

何もかもが幸せで、こんなに幸せでいいのかな…って思うくらい…幸せだった…
それが…どこから、私達の心がすれ違ってしまったのだろう…

翔太の事好きな女性が現れて…翔太はまだ若いから
私が側にいることがいけないのか…と思うようになってしまった。
それから…私達の関係が離れてしまったのだろうか…

”愛の事は、どんなことがあっても俺が守るよ…”
力強く言ってくれた翔太の言葉…
でも…翔太は出て行った…

何で…?
健司さんの話では、私が言った一言でショックを受け落ち込んでしまった…と言っていた。
あの時、私は”1人で考えたい…”と言ってしまった…

でも…それは、私の知らない、翔太の映画のプロデューサーの就職の話を聞いて、
いやな気持になった…それと…沙織さんと就職という言葉に嫉妬したのかもしれない…

翔太の若い年齢に結婚よりやりたい仕事をした方が良いのかも…と思ってしまった。
あの時、何で映画のプロデューサーの仕事の話を聞かなかったんだろう…

“ねぇ~翔太…海外で映画のプロデュサーの仕事ってなに?
沙織さんと就職が決まっていたの?”と聞くことが出来なかった…

何でだろう…
どうしてあの時、何も話せなかったんだろう‥‥
翔太は、あの時、なんで思ったこと、言ってくれなかったんだろう……

あの日、何も言わず、翔太は出て行った…
お互いに何も話せないくらい、心が離れてしまったの…?

愛の中で、今までの出来事が、そうまとうのように思い出されていた。
クリスマスイブにプロポーズされた楽しい思い出から、
翔太と一緒に過ごした数々の思い出……いつも隣にいた翔太…
優しく笑いかけてくれて、楽しい話をしていた…

この部屋で、翔太と一緒に過ごした色々な事を思い出しながら、
翔太を思い、会いたくて仕方ない気持ちになりながらも、
愛は、翔太に連絡を取ることができなかった…

なんで…翔太に電話することが出来ないんだろう…
“結婚って何だろう…”
私…翔太と結婚したいのかしら…
わからない…

私は、今でも翔太の事が好きなのかしら…
翔太…いま何している??

愛は、今までの翔太と過ごした色々な事を思い出しながら、
涙があふれて止まらなかった…

”私は…私と翔太の幸せの扉を開ける事は、もう出来ないの……”

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すれ違い [小説]

愛が家でのんびりしていると、玄関のブザーが鳴った。
”ピンポ~~ン”誰だろう~と思いながら、ドアを開けてみると
「こんばんは。その節は大変申し訳ありませんでした。」
訪ねてきた人は、沙織だった。
「いえ…」愛は、ビックリした顔をして沙織に対応していた。
「愛さん…ごめんなさい…」沙織は、玄関に泣き崩れた。

「翔太は、この家から出て行きました。」
愛は、沙織が翔太を訪ねてきたのかと思い、そう告げていた。
「愛さん…私のせいで…こんなことになってしまって…ごめんなさい…」
玄関先で、沙織は土下座をして頭を下げていた。

「いいえ~私達に縁がなかったんです。」愛は、そう答えていた。
「あんなひどいことを言った私に、何でそんなに優しいんですか…」
沙織は、泣いていた。
「もう…済んだことですから…気にしないでください。」
愛は、そう言いながら、泣いている沙織を立たせようとしていた。

「愛さん…本当にごめんなさい。許してもらえないかもしれないけど……
翔太は、私の生きがいでした。辛い事があった私を立ち直らせてくれたんです。
いつも優しくて、私を励ましてくれて…そんな翔太の事を好きになって…」
沙織は、涙を浮かべながら話していた。
「そうだったんですか…」愛は、沙織の話を聞いていた。

「同じ映画のサークルで一緒に映画の仕事出来たら…って思っていた時に‥
愛さんが現れて、翔太の気持ち知っていながら…愛さんの事が憎くて…
愛さんがいなくなれば、翔太と一緒に映画の仕事が出来るのに…
私を好きなってくれる…って思って…」沙織は、泣いていた。

「翔太の事、本当に好きなんですね。」愛は、そう呟いた。
「あれから…色々と考えて、私は間違っていることに気付きました。
今は、心から翔太と愛さんの結婚を祝福したいと思っています。」
沙織は、土下座をして頭を下げたままで、
いつまでも頭を上げようとしなかった。

「沙織さん…ありがとう…私も翔太と出会って幸せでした。」
愛は、そう言いながら、沙織の肩に手をかけていた。
「もう…頭をあげてくださいね。」愛が、そう言いながら、
沙織の頭を上げようとしていた。

「翔太が、愛さんの事好きなった気持ちが良くわかります。」
沙織は、頭を下げながら呟いていた。
「短い間だったけど…翔太と結婚を夢見て幸せでした。」
愛は、そう言いながら微笑んでいた。

「翔太とやり直してください…愛さん…お願いします…」
沙織は、愛に向って叫んでした。
「私達…もう…心が離れてしまったから…もう…」
愛が、そう呟いていると

「今からでも遅くはないですよ…愛さん…今でも翔太は、愛さんの事を思っていますよ…」
そう言いながら現れたのは、翔太の親友健司だった。
「あ…」愛は、健司の出現にびっくりしていた。

「びっくりさせてごめんなさい…この間学園祭の時にあった翔太の友人健司です。」
そう言いながら、爽やかな笑顔で頭を下げていた。
「いえ~こちらこそ…お久しぶりですね。」愛は言う。
「そうですね。」そう言いながら、

その後、健司は、今までのいきさつを話し始めた。
翔太から連絡があって、愛さんに“1人で考えたい…”と言われ、
愛さんに嫌われたのかと思い落ち込んで、とても動揺していたこと…

自分は愛さんの家にいられないので、愛さんに何かあったら困るし、
沙織が何かしないか、気にしていてくれるように…という事を話していたと…、
そして、翔太は、とてもショックで落ち込んでいる状態だということ…
などを健司は話していた。

「愛さん…沙織が言っていた映画のプロデューサーの就職の話は、
愛さんと出会う前に断っている話です。
アイツは海外でなくても日本で出来る映画のプロデューサーなら
引き受けたかもしれないですけどね…

そのことをなんでちゃんと説明しなかったのかアイツは、
愛さんが元気なくてどうしたらいいのか…
そっちの方ばかり気にしていたみたいですよ。」
愛は、健司の話を聞いていた。


「沙織の事は、俺からも心から誤ります。」そう言いながら、
健司は頭を下げていた。
「いいえ~もういいですよ~」愛が言う。
「翔太に伝えますね。愛さんが、翔太を待っていることを…
アイツ喜びますよ。笑」そう言いながら、健司は、沙織と一緒に帰って行った。

愛は、健司の話を聞いて、翔太に自分の言い方が、
思わぬ誤解をさせてしまっていたことを悔やんでいた。

翔太が、そんな風にとってしまっていたなんて…全然知らなかった…
お互いの気持ちが、すれ違ってしまった…

翔太…本当にごめんね。
翔太…今すぐにでも会いたい…

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ウェディングドレス [小説]

愛は、結婚式の準備に追われていた。
愛が、前から憧れていたジューンブライド…
今日は、ウェディングドレスを見に行く日だった。
翔太と一緒に式場に向かう。

式場に着くと、係の方が笑みを浮かべながら案内をしてくれた。
部屋に入ると、綺麗な純白のウェディングドレスが、たくさん並んでいた。
「お客様は、どんなのがご希望ですか‥?」そう言いながら、
係の方が愛に似合いそうなドレスを持ってきてくれた。
「きれい…」愛は、そのドレスを見て、思わず声を出してしまった。

「お客様は、色が白いのでお似合いですよ…」そう言いながら、係の方は笑っていた。
「たくさんあって悩みますね。」愛が係の方に言うと
「そうですね~悩みますよね~でも…たくさんありますけど‥
何回も試着して気に入ったのを見つけてくださいね。」
そう言いながら、微笑んでいた。

「ありがとうございます。」愛も微笑んでいた。
一回目に来た、ウェディングドレスは胸のあいた感じで、
とても素敵なデザインだった。
「愛~きれいだよ…」
翔太が、ドレス姿の愛を見てうっとりとしていた。

「綺麗ですね。よく似合ってますよ‥」係の人も、呟いていた。
愛は、幸せ一杯だった。

何回か試着を繰り返しながら、
色々なデザインのウェディングドレスを着て、
鏡に映った自分を見ていた。

”もうすぐ翔太のお嫁さんになるんだ…幸せになりたい…”
愛は、心の中で思っていた。

その後、何回か試着をして、一番最初に着た
ウェディングドレスに決め帰ってきた。

「愛~ウェディングドレス姿すごくきれいだったよ…」
翔太が、帰り道に嬉しそうに笑っていた。
「翔太もかっこいかったよ…」愛も笑っていた。
「幸せになろうね…」翔太が呟いていた。

幸せいっぱいの2人が、部屋に向かって歩いているときだった。
後ろから人の気配を感じ振り向くと、
「まだ、私が言ったことわかってないの?」沙織だった。

愛の手を掴もうとすると
「沙織…」翔太が愛をかばうように自分の後ろに隠そうとした。

「私と翔太は、海外で映画のプロデューサーの仕事が決まっていたの…
それなのにあんたが現れて…翔太はその仕事を断った。
あんたさえ現れなければ、私は翔太と一緒に就職して結婚するはずだったのに…」
沙織は、翔太の影にいる愛に向かって、
怒鳴り散らすように呟いていた。

「海外で映画のプロデューサー?翔太が?」
愛は眼を丸くして翔太をみていた。
愛は、始めて聞く就職の話に、座り込んでしまった。

「愛~映画のプロデューサーの話は昔のことだよ…」
翔太が愛を抱きかかえるようにしながら呟いていた。
「翔太は映画の仕事をするのが夢だったの…その夢を壊さないで…
だからお願い、翔太と別れてください。結婚なんて許さない!!」
そう言い残して沙織は歩いていった。

「愛~~」翔太が、座り込んでいる愛を抱きかかえた。
「うん…」翔太に支えられ家の中に入り、
ソファーに座らせてくれた。

「翔太…私と出会ったから人生変わっちゃったんだ…」
愛は、茫然としていた。
「だから…映画のプロデューサーの話は昔の話だって…
沙織の言うことは気にするなよ…」翔太は愛を抱きしめていた。

「そうだよね…翔太は映画のサークルで映画を作るのが好きなんだよね…」
愛は、付き合い始めた時、翔太の大学に
連れて行ってもらった時にことを思い出していた。

「愛…」翔太は、愛を力一杯抱きしめていた。
「私と出会わなければよかったんだ…」
そういいながら愛の目から涙がポロポロこぼれおちた。

「何でそんなこと言うの…愛…」
翔太は思いっきり愛を抱きしめていた。

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愛してる‥ [小説]

愛は、翔太の帰りを待っていた。
あの状況の中で、時間も遅くなっていることもあり翔太に、
沙織さんの事を”送ってあげて…”といったものの、
愛の心は複雑な気持ちになっていた。

”もし…翔太を帰してくれなかったらどうしよう‥”
愛は、時間を気にしながら、翔太の帰りを待っていた。

さっきから、3分しか経ってないのに、
随分時間がたったように思える‥

”翔太…早く帰ってきて…”
そう思いながら、愛はウトウトしていた。

そんな時、ドアのブザーが鳴る…
”ピンポーーン”その音で愛は、急いで玄関に向かう。

「翔太~今あけるから待ってて…」
と言いながら、慌ててドアを開ける…

「愛~ごめん…別れよう…」ドアを開けると、
翔太と沙織が仲良さそうに立っていた。

「翔太…どうゆうこと…どうしたの?」
愛は、泣きながら翔太の腕を掴んで聞いていた。
「翔太…」
と叫んだ自分の声で目が覚めた。

”夢だったんだ……”
愛は、頭をボーッとさせながら、部屋中を見渡していた。
翔太の姿はなかった。

そんな時、又ブザーが鳴った。
”ピンポ~~ン”
”あ…翔太…”愛は、ドアに駆け寄り、急いでドアを開けた。

「愛~今日はごめんね。」
翔太の顔は爽やかな笑顔だった。
「翔太…」
愛は、さっき見た夢の成果、翔太に抱きついていた。

「どうしたんだよう…」
翔太も愛を抱きしめていた。
「今‥夢を見たの…翔太と沙織さんが一緒にきて…私に別れよう‥って…」
翔太の胸に顔をうずめて、愛は泣いていた。

「さっき…あんな事があったから…愛‥ごめんね。」
翔太は、泣いている愛の頭をなでながら抱きしめていた。

「翔太…翔太…大好き…」
愛は、翔太の胸の中で泣きじゃくっていた。
「俺は‥どんなことがあっても…愛を絶対離さない…心から愛してる…」
翔太はそういいながら、愛を力いっぱい抱きしめていた。

「翔太‥私も愛してる…」
愛は、涙を一杯こぼしながら、翔太を見つめていた。
「愛…今日は本当にごめん…愛の事絶対に幸せにするよ…」
そう言って、翔太は愛の柔らかい唇に、
甘く優しいキスをしてくれた。

愛は、翔太の甘く優しいキスで、幸せな気分になり、
頭の中が真っ白になっていた。

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