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花嫁 [小説]

今日は、愛と翔太の結婚式だった。
朝から、2人の祝福を祝ってくれるようなお天気だった。
愛は、翔太と一緒に式場に向かう。
式場に着くと、当日担当してくれる係の方が、
ニコニコとした笑顔で迎えてくれた。

「おめでとうございます。お天気になってよかったですね。」
そう言いながら係の人は、愛と翔太を控室に案内してくれた。
「ありがとうございます。よろしくお願いします。」
愛と翔太は、深々と頭を下げ、係の人の後ろを歩いて行った。

控え室に入ると、愛が着るウェディングドレスがかかっていた。
愛は、そのウェディングドレスを見ながら目を潤ませていた。

”このウェディングドレスを着て翔太と結婚するんだ…”

愛は、こみあげてくる嬉しさと幸せをかみしめていた。
「さぁ…ドレスに着替えましょうか…」
係の人言われ、愛は着替えを始めていた。
翔太も、準備をしに別の部屋に行った。

愛は、メイクをして、髪をセットし、ウェディングドレスを着る……
段々と、翔太の花嫁になる喜びと幸せで胸がいっぱいになっていた。
数時間で、愛は純白のウェディングドレスに身を包み、
幸せいっぱいの花嫁になっていた。

暫くして、翔太が現れ、愛の姿を見て感激していた。
「愛~すごく綺麗だよ~」翔太は、愛を見つめていた。
「ありがとう…翔太、幸せだわ…」愛も、翔太を見つめていた。

愛の両親や翔太の両親も現れ、皆幸せそうに微笑んでいた。
「翔太君、愛をよろしくお願いします。」愛の父が、翔太に言っていた。
「はい。愛さんを幸せにします。」翔太は、深々と頭を下げていた。

翔太の父も、体調が悪い中出席してくれた。
「お父さん…今日は体調が悪い中、出席して頂きましてありがとうございます。」
愛が、深々と頭を下げていた。

「愛さん…すごく綺麗ですよ…翔太をよろしくお願いします。」
翔太の父は、嬉しそうに笑っていた。

その後も、愛と翔太は、それぞれの親戚の方達に挨拶をしていた。
「そろそろ時間ですよ。」係の人が、知らせにきた。
愛の心臓がドキドキと鳴り始めた。

音楽が鳴り、愛は父とバージンロードを歩きだす……
翔太の待っている所に向かって、一歩一歩幸せをかみしめながら歩いていた。
歩きながら、親戚や友人達が、笑顔で拍手を送ってくれていた。

”ありがとう…皆さん…本当にありがとう…”
愛は、祝ってくれる人達に感謝の気持ちでいっぱいだった。

そして、愛は、翔太の隣に並び、神父さんが現れて、
誓いの言葉を聞きながら2人で永遠の愛を誓うのだった。

その後、2人でお互いの左手の薬指に指輪の交換をする…
愛の左手の薬指に、翔太が指輪をはめてくれる時、
愛はドキドキと心臓が止まりそうになるくらいなり始めていた。

そんな愛の事を気付いたように、翔太は優しく愛を見つめてくれていた。
その翔太の顔はとても男らしく見えて、愛は幸せを感じていた。
そして、挙式を終えて外に出ると、
親戚や友人達が花びらを巻きながら祝福をしてくれていた。

“愛~~翔太君おめでとう!!”
“翔太~~愛さんおめでとう!!”
“おめでとう~~!!”

そんな大勢の祝福の歓声に、
愛と翔太は見つめ合いながら幸せを感じていたのだった。

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祝福されて [小説]

愛と翔太は、お互いの心も通じ合い、2人で結婚への準備をしていた。
挙式まで後数日を控え式場でのリハーサル、打ち合わせ…何もかもが、
愛と翔太にとっては、幸せでいっぱいだった。

2次会の幹事は、翔太の親友健司が引き受けてくれて、当日の会場の受付は、
身重の体で出席してくれる優香と美穂だった。
皆、愛と翔太の仲良しの友人達が、2人の結婚を心から祝福してくれて、
愛と翔太は幸せだった。

「翔太…私達のお友達が、お祝いしてくれて私達本当に幸せだね。」
愛が、ニコニコと幸せそうな笑みを浮かべ翔太に呟いた。
「そうだね~皆に祝福してもらった幸せを大事にしなくちゃね。」
翔太も、幸せそうに笑いながらニコニコと笑っていた。

そして、2人で挙式後の新婚旅行の準備をしていた。
新婚旅行は、一週間で愛も翔太もお互いに行きたかった場所ハワイだった。
現地について、教会で2人だけの結婚式を挙げる。
それは、愛の願望でもあり、翔太も同じ気持ちだった。

「翔太…すごく幸せだわ…」愛が、嬉しそうに呟いた。
「愛~俺も幸せだよ…」翔太も、愛を見つめながら呟いていた。

そんな時、玄関のブザーが鳴った。
”ピンポ~~ン”誰だろう…と思いながら、鍵穴を見ると、
優香と美穂…そして、翔太の親友健司をはじめ翔太のサークル仲間がいた。

ドアを開けると
「愛~翔太君おめでとう~~!!」優香と美穂が元気良く言っていた。
「優香…美穂…」愛はびっくりしたように、
皆を見ながらオロオロとしていた。

翔太も、後から出てきて、
「翔太~おめでとう~~!!」健司が言っていた。
「皆どうしたの…」愛が言うと、
「結婚式へ向けて、みんなでお祝いしようと思って…」優香が言っていた。

どうやら、愛と翔太の友人達が、2人を驚かかせようとして、
祝福してくれたのだった。

「皆…ありがとう…」愛は、友人達のそんな気持ちが嬉しくて、
目をウルウルさせていた。
「嬉しいなぁ~みんなありがとう…」翔太も、嬉しそうに笑っていた。
「翔太…こんな素敵な愛さんを泣かせるようなことはするなよ~」
翔太の親友健司が呟いていた。
「するわけないだろう~~」翔太は、笑っていた。

その後、友人達が買ってきた、色々なご馳走をテーブルに並べて、
お祝いパーティーが始まった。
ビールやワインにジュース、焼き鳥にから揚げ…サラダ…たくさんのご馳走が並んだ。

「愛と翔太君の幸せを祈って…”カンパ~~イ”」優香が元気よく言っていた。
「おめでとう~~~!!」皆の大きな祝福の歓声に、
愛と翔太は、顔を見合せて幸せそうに笑っていた。

「皆…ありがとう…」愛と翔太は、頭を下げながら、幸せそうに笑っていた。
「さぁ~皆さん…ありあわせのものですけど…たくさん食べてくださいね~」優香が言うと、
皆はそれぞれ”は~~い”と言いながら、食べ始めた。

「優香~お酒は飲んじゃ駄目だよ…」愛が、優香に言うと
「わかってる~~笑」そう言いながら、優香は段々と目立ち始めたお腹を触っていた。

そして、その隣で優香の夫弘樹も、幸せそうに笑っていた。
翔太は、自分の友人達と幸せそうに話していた。
「愛さん…2次会は僕達に任せてくださいよ~」と言いながら、
翔太の親友健司がにこにこと笑っていた。

愛は、うなずづきながら幸せで涙をこぼしていた。
友人達皆の温かい祝福に、嬉しさと感激で涙が止まらなかった。

「愛~花嫁さんが泣いちゃダメよ…」美穂が言うと、翔太が駆け寄ってきて
「愛~涙拭いて…」そう言いながら、ハンカチを渡していた。
「わぁ~いつもアツアツね。」優香が言うと、皆は笑っていた。

”神様…私幸せです。優しい彼と、温かい友人達に囲まれて本当に幸せです。
心から感謝しています。本当にありがとう…”

愛は、心から感謝をしながら呟いていた。

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きずな [小説]

愛が美穂と、色々と話していると玄関のブザーが鳴った。
”ピンポーーン”
”誰だろう~”と思って、愛は鍵穴を除くと…
それは…翔太だった。
愛は、震える手で鍵を開けた。

「愛~~」翔太は、思わず愛を抱きしめた。
「翔太…久しぶり~」
愛は、久しぶりに会う翔太にドキドキしていた。

「愛~誰か来たの…?」美穂が、玄関の方をのぞいていた。
「うん。翔太が来たわ…」
愛が言うと、美穂はびっくりしたように
「え~~そうなの…?」
そう言いながら、玄関に向かって歩いてきた。

「あ…ほんとだ…良かったね~愛~」美穂が言う。
「うん…」
「じゃ…お邪魔だから帰るわ…
翔太君、愛を泣かせるようなことはしないでくださいね。」
そう言い残して、美穂は帰って行った。

「美穂さん…いいのかな~」
翔太が、玄関で呟いていた。
「美穂には、後で連絡しておく…翔太…あがって…」
愛が言うと、翔太は部屋の中に入ってきた。

「愛~会いたかったよ…」そう言いながら、
翔太は、又愛を抱きしめていた。
「私も…」愛も、翔太に抱きついていた。

久しぶりに感じる、翔太のぬくもりは温かかった…
今までと何も変わっていない翔太…

もう翔太とは、終わりなのかもしれない…
と思っていた気持ちが嘘のように、
翔太の事が愛おしく思っていた。

「翔太…ごめんなさい…」愛が、翔太の胸の中で呟いていた。
「俺こそごめん…愛…会いたかった‥‥」そう言いながら、
翔太は思いっきり愛を抱きしめていた。

「翔太…苦しいよ…」愛は、笑っていた。
「愛と離れてとても寂しかった…
そして、愛の事を心から愛している…って改めて思ったよ。」
翔太は、愛の顔を見つめながら呟いていた。
「私も寂しかった…」
愛も翔太の顔を見つめながら呟いていた。

その後、翔太は色々と話始めた。
沙織が、健司に連れられて愛の所に謝りに来たこと…
その時、健司から愛も翔太の事を、今でも思っていることを聞かされて嬉しかったこと…

そして、愛の親友優香から、”愛の事泣かすなんて…どうゆうこと……”と言われ、
”早く…愛の所に会いに行って…”と言われたこと……などを翔太は話していた。

「愛は、良い友達を持っているんだな~と思ったよ。」翔太が言っていた。
「翔太だって…良いお友達を持ってると思ったわ…」愛も呟いていた。
「どうして…私達心がすれ違っちゃったのかしら…」愛が言うと

「俺が悪いんだよ…あの時、映画のプロデューサーの仕事話の説明を
すればよかったんだ…ごめんね。」翔太が言う。
「私も聞けばよかった…」愛が言う。
「でも、健司にも言われて気づいたよ…
なんで肝心なこと言わないんだよ~って…」

「翔太…」
「愛…いやな思いをさせてごめんね。」
翔太が、頭を下げて謝っていた。

「翔太…私の方こそごめんね。あの時、翔太の映画のプロデューサーの仕事の話聞けなかったの…
翔太はまだ若いからこれから好きな仕事も出来る、結婚なんてまだ先でもいいし、
私と出会わなければ、翔太は好きな映画のプロデューサーの仕事が出来るんじゃないかと思ったの…
だから…1人で考えようと思って言ってしまっの…ごめんなさい…」
愛も、頭を下げて謝っていた。

「愛は、誤ることないよ…映画のプロデューサーの仕事の話しなくてごめんね。」
と翔太も言いながら愛を抱きしめていた。

翔太の話では、愛と出会う前に、映画サークルで翔太が撮っていた作品が受賞され、
映画会社から声を掛けられたようだった、でも海外で仕事だったから、
学生で卒業もしていないので断ったようだった。

しかし、沙織はその映画会社の人と連絡を取り続け、
翔太と一緒に就職をしようとしていたのだった。
「そうだったんだ…」

「今は、俺は愛と結婚して一緒に生活したい。
そして、今は親父の体調も気になるし、親父を支えてくれた従業員のためにも、
親父の会社で頑張りたいと思っているよ。」
と翔太の話す顔は男らしく、頼もしく感じた。

「うんうん。」愛はうなづきながら、翔太見つめていた。
「これからはいつも一緒にいるよ…愛しているよ…」
そう言って、翔太は優しく愛を抱きしめていた。

暫くの間、翔太と離れてみて寂しかったけど、翔太の思っていることを聞いて、
今まで以上に翔太との絆が深まったように感じていた。
翔太と話して、今までの心のモヤモヤも消え、お互いの気持ちも確認できて、
心が通じ合ったことへの喜びを感じていた。

そして、私達を支え、励ましてくれ助けてくれた友人達に
心から感謝の気持ちでいっぱいになっていた。

”翔太に色々と言ってくれた優香、
私の相談にのってくれた美穂…本当にありがとう…”

”そして…翔太に私の気持ちを伝えてくれた、
翔太の親友健司さん…本当にありがとう…”

愛は、たくさんの友人達に支えられている喜びを感じながら、
愛は今、目の前にいる翔太……自分の所に戻ってきた翔太に…
思いっきり抱きついていた…

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