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温かい家庭に [小説]

翔太のご両親に挨拶を済ませた愛は、
翔太の車で送られ家に向かった。

翔太の家族に温かい歓迎をされ、幸せをかみしめた気持ちを、
心に残して愛は幸せでいっぱいだった。

「翔太…ありがとう。とっても楽しかった。素敵なご両親ね。」
愛が、助手席に乗りながら呟いた。
「良かったよ~気に入ってもらえて…」翔太は、ニコニコしながら、
横目で愛を見ながら運転をしていた。

「翔太…私‥仕事辞めようかな…」
愛が言うと、翔太はビックリしたように
「え?どうしたの?」と言っていた。

「私も、早く翔太のお母さんのような素敵な女性になりたいわ…
だから…家庭に入って翔太のいい奥さんになりたい…」
愛は、決心したように呟いていた。
「愛の好きな仕事…今まで頑張ってきたのにもったいないよ。」翔太が言うと

「ううん…今まで仕事は続けたい…って思っていたけど…
翔太の温かい家庭を見て、気持ちが変わったわ。」
と愛は言っていた。
「愛~嬉しいよ~本当は、俺も望んでいたことだから…
仕事先で他の男に取られないか‥心配だしね。笑」
と言いながら、翔太は笑っていた。

「翔太…私浮気者じゃないわよ~ヒドイ…」
愛は、怒ったように口を尖らせて言っていた。
「違うよ‥愛じゃなくて、男の方が愛に近寄ってくるってことだよ‥
愛は可愛いし、素敵な女性だからね。」
そう言いながら、翔太は愛の手を握っていた。

「私は、翔太だけだもん!」
愛は、翔太の手を握り返しながら呟いていた。
「愛~愛してる…」そういいながら、
翔太はちょうど信号で止まった瞬間、甘~いキスをしてきた。
翔太のキスは、甘くてとろけそうで、
愛は、体中が熱くなるのを感じていた。

暫くして、愛の家に到着した。
翔太も運転してきたので、少し休みたいのと、
2人でくつろぎたいようだった。

愛は、ソファーに座っている翔太の為に、
コーヒーを入れようとお湯を沸かそうとしていた。

「翔太…運転疲れたでしょう…今コーヒー入れるね。」愛がそう言うと
「そんなのいいから…愛~こっちにきて…」そう言いながら、
翔太は愛の腕を掴んでソファーの方へ連れて行こうとした。

「翔太…」翔太に腕を引っ張られながら、愛は嬉しく思っていた。
「愛も疲れたんだから、ここで少し休むの…」
そう言って愛をソファーに座らせてくれた。

「うん…」そんな翔太の気遣いが、優しくて嬉しく思っていた。
「愛~今日はお疲れ様~愛してるよ~」そう言いながら、
翔太は優しい口づけをしてくれた。

「翔太…私も愛してる…」
愛も翔太の口づけに答えていた。

そして、お互いの疲れを癒すように愛し合うのだった。

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