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病院に戻って [小説]

愛と翔太が病院に戻ると、
優香夫婦は病院に戻っていた。

「愛~お帰り…」優香が飛んできた。
「美穂は…?美穂は目覚めた?」
愛が優香に聞いていた。
「さっき…目が覚めたみたい……」優香が言う。
「良かったぁ~」
愛がホッとしたように待合室の椅子に腰を下ろした。

「美穂に会ってくる…」
美穂の病室に向かって、歩き出そうとしたとき
「愛…まだ面会謝絶よ…」
優香が、愛の手を掴んで言っていた。
「どうゆうこと…?そんなに悪いの?」
愛が、泣きそうになっていた。
そんな愛を翔太は手を握っていた。

「美穂は大丈夫なんでしょう?」愛が言うと
「愛…もうすぐ美穂のご家族の方くるから…落ち着いて…」
優香が言う。
「うん…」
愛は翔太に肩を抱かれ、待合室に座って、
美穂の家族が来るの待っていた。

暫くすると、美穂の母が病室にやってきた。
「こちらです。」
看護婦の方に連れられて病室に入っていった。

「美穂のお母さんだぁ…」愛が言うと
「良かったね。お母さん来てくれて…」
優香が呟いていた。

病室に入っていった美穂の母を、
愛と優香は見つめていた。
暫くして、美穂の母が病室から出てきた。

「美穂は大丈夫ですか…」
愛と優香が駆け寄り、美穂の母に聞いていた。
「今、看護婦さんが診てくれています。」
そう言っていると、病室から看護婦が
凄い勢いで先生を呼びに行った。

先生が慌てて病室に入る、
そんな光景を愛や優香は心配そうに見つめていた。

そして、暫くすると、先生が美穂の母の所に歩いてきた。
「患者さん目が覚めましたよ。もう大丈夫です。」
そう言い残して先生は歩いていった。
「患者さんをみてあげてください。」
看護婦さんもそう言い残して歩いていった。

「ありがとうございました。」
愛も優香も美穂の母も、皆で頭を下げてお礼をした。

その後、愛と優香は美穂の病室に入り、美穂を見舞った。
「美穂~~」
愛と優香は美穂のベットに駆け寄った。
「愛、優香…」
美穂がそう言いながら笑っていた。
美穂の母も美穂を見守っていた。

美穂は、まだあまり話すことが出来ないようで、
今日は、美穂の母が付き添うことになり、
愛と優香が帰ることにした。

「愛~なんかあったら連絡してね。」
「うん!連絡するね」
愛と優香は、そう言い残して、優香は夫の車へ、
愛は翔太の車へ乗り、それぞれの家に向かうのだった。

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