結婚式を目の前にして

ある日、友人の優香から連絡があった。
優香は、結婚が目前になっているので、
親友優香、美穂、愛の3人に会いたい…と言っていた。

電話の向こうで優香は、
「愛～結婚前に皆に会いたいわ～」
「そうだね～美穂に連絡してみるね。」
「うん！」
さっそく美穂に連絡をしてみた。

「美穂～元気？」
「愛～久しぶり～元気だよ～」
「優香から連絡があって、
結婚前に皆に会いたい…って」
「いいね～会おうよ…」

そう言うことで、
週末に女友達3人は会うことになった。

土曜日の午後、愛が友人達を待っていると
”ピンポ～ン”最初に現れたのは美穂だった。

「愛～この間はありがとう～」
ドアを開けると、ニコニコとした幸せそうな美穂がいた。
「美穂～幸せそうね。」
美穂はニコニコとしながら部屋の中に入ってきた。
「色々とあるけどね～」
美穂と2人で話していると、優香が現れた。

3人揃って話に尽きなく、
色々な話で盛り上がっていた。

「優香…来月は結婚ね。」美穂が言うと
「うん！2人とも大変だろうけどよろしくお願いします！」
優香が幸せそうな微笑みを浮かべてペコッと頭を下げていた。

「了解！！」愛と美穂は同時に答えていた。
「色々とあったけど、無事結婚できそうだわ～」
「何があったの？」美穂がびっくりして呟いた。
「結婚の仕方とか、お互いの両親と話が合わなくて…大変だったわ。」
優香が、難しい顔ををして呟いていた。

「そうなんだぁ～それは大変だったわね～」愛が呟く。
話を聞いていくうちに、両家が結婚式について、
色々と話が合わず大変だったようだ。

そのたんびに、優香と彼が口論になったこともあり、
”結婚式は2人でするほうがいいよ～”と言っていた。

「でも、色々とあったから…幸せも倍ね。当日が楽しみだわ。」美穂が呟く。
「そうだよね～優香の花嫁姿、楽しみにしてる…」愛も呟いていた。

そして、優香の結婚前の色々な出来事を聞きながら、
愛と美穂はいつか自分達にもやってくる
結婚式について考えさせられていた。