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時間を大切に… [小説]

愛は、仕事を終え急いで家に帰ってきた。
翔太に手料理を御馳走したいのと、
少しでも翔太と一緒の時間を過ごしたいからだった。

今日は、雪が降っていて寒かったので
お鍋にしようと食材を買って家に帰った。
翔太はまだ帰っていないようだった。

家について、お料理の支度をしていると
翔太からの携帯が鳴った。急いで携帯に出ると
「愛~後1時間くらいしたら帰るよ~」
「うん。今日は寒いから、今お鍋作ってるよ~」
「わぁ~温かそうだね~」

「久しぶりにお友達に会ったんでしょう~
ゆっくりしてきてね!」
「愛~ありがとう。」

今まで実家に帰って、大学のお友達に
会ってないことを思っての配慮だった。
本当は、1分でも早く帰ってきてほしい気持ちを抑えて、
翔太の事を思っての言葉だった。

そして、テレビを観ながら翔太の帰りを待っていると、
玄関のブザーの音が鳴った。
”ピンポ~~ン”ドアを開けると翔太が笑顔で立っていた。
「おかえり~」
「ただいま」
そう言いながら部屋の中に入ってきて、
テーブルに並んでいるごちそうをみながら

「わぁ~おいしそうだね~」
と言いながら嬉しそうだった。
「お腹空いてるでしょう…食べよっか…」
「いいね~」
「ビールでも飲む?買っといたよ~」
「飲む飲む…」
そう言いながら、食事を始めた。

2人で、お鍋をつつきながら楽しい会話に心が弾んだ。
「翔太~一緒に食べられて幸せよ。」
「俺も…早く一緒に住もうね。」
「うん。」

食後は、いつものように
2人でテレビを観たり、DVDを観ていた。

ソファーに座りながら、
隣にいる翔太のぬくもりを感じながら
幸せを感じていた。

いつも翔太と一緒にいたい…
翔太が、隣にいてくれるだけで心が
こんなに安らぎ幸せを感じる…

”翔太…心から愛してる…”
愛は、心の中で何回も呟いていた。

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