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祝福されて [小説]

愛と翔太は、お互いの心も通じ合い、2人で結婚への準備をしていた。
挙式まで後数日を控え式場でのリハーサル、打ち合わせ…何もかもが、
愛と翔太にとっては、幸せでいっぱいだった。

2次会の幹事は、翔太の親友健司が引き受けてくれて、当日の会場の受付は、
身重の体で出席してくれる優香と美穂だった。
皆、愛と翔太の仲良しの友人達が、2人の結婚を心から祝福してくれて、
愛と翔太は幸せだった。

「翔太…私達のお友達が、お祝いしてくれて私達本当に幸せだね。」
愛が、ニコニコと幸せそうな笑みを浮かべ翔太に呟いた。
「そうだね~皆に祝福してもらった幸せを大事にしなくちゃね。」
翔太も、幸せそうに笑いながらニコニコと笑っていた。

そして、2人で挙式後の新婚旅行の準備をしていた。
新婚旅行は、一週間で愛も翔太もお互いに行きたかった場所ハワイだった。
現地について、教会で2人だけの結婚式を挙げる。
それは、愛の願望でもあり、翔太も同じ気持ちだった。

「翔太…すごく幸せだわ…」愛が、嬉しそうに呟いた。
「愛~俺も幸せだよ…」翔太も、愛を見つめながら呟いていた。

そんな時、玄関のブザーが鳴った。
”ピンポ~~ン”誰だろう…と思いながら、鍵穴を見ると、
優香と美穂…そして、翔太の親友健司をはじめ翔太のサークル仲間がいた。

ドアを開けると
「愛~翔太君おめでとう~~!!」優香と美穂が元気良く言っていた。
「優香…美穂…」愛はびっくりしたように、
皆を見ながらオロオロとしていた。

翔太も、後から出てきて、
「翔太~おめでとう~~!!」健司が言っていた。
「皆どうしたの…」愛が言うと、
「結婚式へ向けて、みんなでお祝いしようと思って…」優香が言っていた。

どうやら、愛と翔太の友人達が、2人を驚かかせようとして、
祝福してくれたのだった。

「皆…ありがとう…」愛は、友人達のそんな気持ちが嬉しくて、
目をウルウルさせていた。
「嬉しいなぁ~みんなありがとう…」翔太も、嬉しそうに笑っていた。
「翔太…こんな素敵な愛さんを泣かせるようなことはするなよ~」
翔太の親友健司が呟いていた。
「するわけないだろう~~」翔太は、笑っていた。

その後、友人達が買ってきた、色々なご馳走をテーブルに並べて、
お祝いパーティーが始まった。
ビールやワインにジュース、焼き鳥にから揚げ…サラダ…たくさんのご馳走が並んだ。

「愛と翔太君の幸せを祈って…”カンパ~~イ”」優香が元気よく言っていた。
「おめでとう~~~!!」皆の大きな祝福の歓声に、
愛と翔太は、顔を見合せて幸せそうに笑っていた。

「皆…ありがとう…」愛と翔太は、頭を下げながら、幸せそうに笑っていた。
「さぁ~皆さん…ありあわせのものですけど…たくさん食べてくださいね~」優香が言うと、
皆はそれぞれ”は~~い”と言いながら、食べ始めた。

「優香~お酒は飲んじゃ駄目だよ…」愛が、優香に言うと
「わかってる~~笑」そう言いながら、優香は段々と目立ち始めたお腹を触っていた。

そして、その隣で優香の夫弘樹も、幸せそうに笑っていた。
翔太は、自分の友人達と幸せそうに話していた。
「愛さん…2次会は僕達に任せてくださいよ~」と言いながら、
翔太の親友健司がにこにこと笑っていた。

愛は、うなずづきながら幸せで涙をこぼしていた。
友人達皆の温かい祝福に、嬉しさと感激で涙が止まらなかった。

「愛~花嫁さんが泣いちゃダメよ…」美穂が言うと、翔太が駆け寄ってきて
「愛~涙拭いて…」そう言いながら、ハンカチを渡していた。
「わぁ~いつもアツアツね。」優香が言うと、皆は笑っていた。

”神様…私幸せです。優しい彼と、温かい友人達に囲まれて本当に幸せです。
心から感謝しています。本当にありがとう…”

愛は、心から感謝をしながら呟いていた。

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