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愛すると言うこと [小説]

翔太も実家に帰り、平凡な毎日を送っていた。
そんな時、愛の携帯がなり、着信は美穂からだった。
「愛~今一人?」
「うん」
「行ってもいい?」
「うんうん」
「今から行くね…」
美穂は何か話したいことがあるのか、
そう言い残して電話は切れた。

暫くして美穂が愛の家にやってきた。
ピンポ~~ン!愛がドアを開けると、
美穂が泣いていた。

「愛~」
美穂は愛にもたれながら泣いていた。
「美穂どうしたの?」
愛がビックリして美穂を家の中まで連れてきた。

「直人と会わないことにしたの…」
「え…?どうゆうこと?」
愛が言う。

美穂の彼は先日、仕事で日本に戻ってきていた時、
美穂とこれからのことを話していたようだった。

「嫌いになったわけじゃないのに…
なんで…会わないの?」愛が言うと
「離れていることで、心がすれ違ってしまったかなぁ…
少し距離を置きたいって…」美穂は泣いていた。

「美穂…」愛が言う。
「私達5年付き合っていて、ここ1年遠距離になっていって、
彼のことが好きなのかわからなくなって…
少し距離置いた方がいいのかなぁ…って思ってね。」
美穂が言う。

「彼の仕事海外だもんね。日本に戻れないの?」愛が言うと
「わからない…戻るにしても…来年かなぁ…」
美穂が言う。
「そっかぁ…」愛が言う。

暫く、愛と美穂の間で沈黙が続いた。
美穂は、泣いた目をはらしながらボーっとソファに座っていた。
愛がそんな美穂にコーヒーとお菓子をテーブルに置きながら、
愛もそっと美穂の側に座っていた。

「直人と5年付き合って、結婚、仕事、本当にこの人で良いのか…
色々と考える時期なのかもね。なんか悲しい…
だから愛の所にきちゃった…」美穂が言う。
「うん…一緒に話そうね。」
愛は美穂の手を握っていた。

「ねぇ…彼、今日本にいるの?」愛が言うと
「うん。いるみたいだよ…」と言っていると、
美穂の携帯が鳴った。

“あ…直人からだ…”
「もしもし…」美穂が出ると
「あ…美穂…今成田から…」
「うん…気をつけてね。」
「ありがとう…また連絡するよ…」
直人がそう言い残して電話を切った、
電話を切った後の美穂は寂しそうな顔をしていた。

その後、愛と美穂は恋愛について、
結婚、仕事、恋人との距離、
愛すると言うことなど話していたのだった。

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