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胸騒ぎ [小説]

翔太と会えない日々が続いていた。
愛は、仕事に追われ終電ギリギリまでの残業や、
休日出勤をしながら、忙しい毎日を送っていた。

終電ギリギリの電車で家に帰り、
疲れた体をベットの上で横になる。
何回か翔太と2人でくつろいだベット。

今は、隣に翔太がいない…
”翔太どうしてるかな…”

時間を見ると夜中の1時半を回っていた。
”翔太の声が聞きたい…起きてるかな…”そう思いながら、
携帯を手に取りながら翔太に電話をしてみる。

”プルループルループルループルループルルー”
5回以上コールが鳴っても、翔太は出なかった。

”翔太…寝てるんだ…”愛の中で寂しさが募る。
”メールでも送ってみようかな‥‥”

「翔太…もう寝ていますか…?声聞きたいよ…」
暫くたっても返信がこなかった。

”あ~やっぱり寝ちゃったんだ…”
愛は、淋しい気持ちになりながらも、
なぜか、翔太の事が気になってもう一度連絡をしてみた。

”プープープー”
今度は話し中になっていた。

”え?話し中?こんな時間に?誰と?
さっきはつながらなかったのに…”

愛の中で胸騒ぎがしてくる。

”翔太…誰と話してるの?”

愛は、気になって仕方がなくもう一度かけてみた。

”プープープー”まだ話し中。

さっきの話中から、5分しかたっていない…

愛は落ち着かない気持ちになり、
何度も再ダイヤルをしてしまう…
今度は10分後。

”プープープー”まだ話し中だった。
”翔太…誰と話してるの…?”

愛は、翔太の電話の話し中が
気になって眠れなくなっていた。

”翔太…声が聞きたい…”

心の中で叫びながら、
悲しくて涙が止まらなくなっていた。

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