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訪れて [小説]

翔太が迎えに来てくれて、コンビニで飲料水、
食材などの買い物をして翔太の家に向かった。

初めて訪れる翔太の部屋。
「愛~ごめんね。散らかっているけど…どうぞ~」
「お邪魔します。」
中に入ってみると、広々としていた。

「翔太~綺麗だね~」
「何もないんだよ~笑」
「愛が初めて、俺の部屋に入った女性だよ。」
「わぁ~…嬉しい…」

この広々とした部屋の中で、翔太が昔の彼女と、
どんな時間を過ごしていたのかと思うと
ジェラシーを感じるのだった。

”私が初めてなんだ~なんか嬉しい…”

愛は、嬉しさを感じていた。

こんなにかっこいい翔太に、
昔彼女がいなかったわけではないはず…なのに、
私が初めてなんて…

”翔太は真面目な人なんだなぁ~”
と改めて感じるのだった。

それから、翔太に風邪が早く治るように、
栄養のあるものを作ろうと思っていた。

「翔太~食欲ある?」
「うん。愛に会ったからもう元気!!」
「よかったぁ~何か食べなくちゃ~
熱があると口がまずいでしょう?雑炊でも食べる?」
「愛を食べる…笑」
「もう~翔太~心配してるのに…」

「愛は家庭的な人なんだね。早く一緒に住みたいよ~
愛が側にいてくれるとホッとするよ。」
「ありがとう~私も翔太が側にいてくれると安心するよ~」
「愛が来てくれて嬉しいよ~ありがとう。」

愛は、翔太の言葉を聞いて、
彼の愛情を感じ、幸せに思う一言だった。

そして、翔太の体調が悪いと聞いた時、
ただ翔太の所に行きたくて、翔太の側にいたくて…
自分も翔太の事を心から強く愛していることを
改めて実感するのだった。

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